人は習慣の生き物である。

体力維持や健康のためにジョギングを始めたけど、続かなかった・・・。

最初はやる気はあるのだけど、なかなか続かない・・・。

みなさんもそのような経験があるかと思います。

そして、一度やめてしまうと再開するにはちょっと気合いがいりますよね。

「継続は力なり」と言われますがこれが難しい。どうしたら長続きするのだろうと。

そこで、今回は「習慣」について考えてみます。

目次

習慣となっているものはありますか。

みなさんは毎日(毎週でも、毎月でも)定期的に続けていることはありますか。

例えば、毎日ジョギングをする。

瞑想をする。

スマートフォンをついつい触ってしまう(これはあまりおススメできない習慣かと)。

ブログを毎日更新する。

他にも仕事上で習慣としているものがあると思います。

私は、朝起きてから新聞を読まないとどうも落ち着きません。休刊日だとなにか活字の読み物を探してしまいます。

他にもウォーキングを毎日の日課としています。

みなさんも普段の生活の中で無意識に習慣化しているものがあると思います。

逆にそれをやめてしまうとなんだか落ち着かなくなってしまうようなものです。

これとは反対に、新しいことを始めたけどなかなか長続きしないなんてこともあります。

健康のためにジムに通い始めたけど、仕事が忙しくてなかなか通えず。気づいたら会費ばかり払っていたとか。

一度習慣になってしまえば、その後は長く続いたりしますが、そのステージまでいくのが大変です。

ホメオスタシス(恒常性)

ホメオスタシス(恒常性)という言葉があります。

ホメオスタシスとは、私たちが身体の外から受ける環境や内部の変化にかかわらず、身体の状態を一定に保つことをいいます。

例えば、人間の体温は36℃程で一定です。ホメオスタシスが維持できているおかげです。そのため真夏でも真冬でもあまり体温に変化はありません。

他にも、ご飯を食べて血糖値があがると体内でインスリンが出て血糖値を元の値に戻そうとします。

これが身体的なホメオスタシスです。

そしてこれはココロについても言えます。

心理学では「今のライフスタイルや環境をなるべく維持したい」という心理を言うそうです。

現状維持が心地よいのは、このホメオスタシスが影響しているのです。

新しいことを始めてもなかなか長続きしないのはこの「心理的ホメオスタシス」が関係しています。

それでは、今の環境(ステージ)から一歩踏み出すためにはどうすればいいのでしょう。

習慣化するためには

最初はやる気があってもその後はモチベーションが続かないこともあります。三日坊主という言葉もありますが、そもそも三日も続かないなんてことも・・・。

私の習慣は朝から新聞を読むことですが、最初はイヤイヤで読んでいました。

就職活動のときに指導先生から「社会人になるからには新聞は読め」と言われたことが始まりです。

なかば義務のような、就職活動のために始めたものですが、これが習慣化してくると新聞を読むのが当たり前になってきました。

新聞の例は、「しなければいけない」という義務的なものから始まりましたが、何か新しいことを始めるときは最初の一歩のハードルを下げてあげると足が前に進むのではないでしょうか。

健康のために筋トレをしようと思ってはいるけど、なかなか実行できないって人がいます。

そこで最初の一歩は凄くハードルを下げてやってみる。例えば、毎朝5回だけ腕立てをすることを日課にしてみてはどうでしょうか。その後、だんだんと回数を増やしていくと習慣化していきます。

継続は力なりです。習慣化していくと、今までは大変だと思っていたこと、意識を集中しないとできなかったことが、だんだんと無意識レベルでできるようになります。

平均値が上げる

習慣化すると平均値(自分のなかの平均ステージ)があがります。

平均値があがるということは、自分にとっての居心地のいい場所(ホメオスタシス)が変わるということです。

ここまでくると、「これをすると大変だな~」が、「これをしないと気持ち悪いな~」に変わります。

これはプライベートでも仕事でも同じですね。

周りからみると、「あの人凄いことしているな~、大変そうだな~」という人も、当の本人からすればそれが当たり前のこともあります(その当たり前のレベルまで持っていくことが凄いのですが)。

話が変わりますが、野球の大谷選手が大リーグで大活躍しています。

同じく野球選手のダルビッシュ選手が大谷選手の凄さを解説しているシーンを見ました。

そのときダルビッシュ選手が話した内容は「大谷選手のすごいところは裏の部分。普段の過ごし方や栄養の取り方など。そこまですればあの結果は当然」と。

大谷選手は二刀流などが話題になることが多いですが、本当に学ぶところはそれを作り上げている普段の行動なんでしょうね。

その普段の行動も他の選手にとっては大変なものでも、大谷選手にとっては普通のことで習慣化になっているのだろうと想像します。

まとめ

習慣について書きました。

誰しも無意識で続けている習慣があるかと思います。

習慣を変える、新しいことを始めるにしてもなかなか長続きしないこともあります。

人間には「ホメオスタシス」という機能が備わっています。そのため「現状を維持したい」という心理が働きます。

習慣を変えるには、心理的ホメオスタシスを突破する行動が必要です。

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