一年の計は元旦にあり。「目標」を立てることの大切さについて。

水平線から昇る朝日です。

新年あけましておめでとうございます。

皆さんは2022年はどんな1年だったでしょうか?

そして、2023年はどんな1年にしたいとお考えでしょうか?

ことわざに「一年の計は元旦にあり」とあります。物事を始めるには最初にきちんと計画を立てることが大切だという意味です。

自己啓発本で有名なナポレオン・ヒルも目標を掲げる大切さについて語っています。

あなたが実現したいと思う願望を「はっきり」させること。

願望実現のための詳細な計画を立てること。

ナポレオン・ヒル 「思考は現実化する」より

私も税理士業を行う中で、特に「目標を掲げ計画を立てること」の大切さについて、お話しています。

そこで、今回は「目標を立てる」ことについて深掘りしていきます。

目次

なぜ目標を立てることが重要なのか

会社で短期の事業計画を作成するときは、まず目標を決めることからスタートします。

今年の利益目標から始まり、そこから販売計画・人員計画・投資計画など細部まで詰めていきます。

では、目標はなぜ必要なのでしょうか?

「目標はないよりあった方がいいよね」というのは共通の意見だと思いますが、実際に目標を決めている方はそんなに多くないのが実感です。

「目標は必要ない」という意見では、

  • うちは目標がなくてもうまくいっているから
  • いちいち目標を考えるのは面倒
  • 目標をつくっても、達成できるかわからない 結局絵にかいた餅になる

・・・等々の理由を聞きます。

目標を掲げるメリットは

再三になりますが私は、経営には目標が必要であると思います。

現在の自分の立ち位置を知り、決めた目標を目指すことにより日々の行動が変わってくるからです。

目標を掲げるメリットは

  • 目標があることにより、やることが明確になる
  • Goal地点(目標)から逆算して考えることで、今やること、次にやることのステップが見えてくる
  • 脳科学の観点からは、人は問題を認識し、関心を持つことで脳の働きが変わる。目標が明確になると、無意識化の中でも目標を達成する方法を考えるようなります

経営コンサルタントで有名な一倉定さんも、著書のなかで「人間というものは、目標があると、それに向かって努力する、という不思議な動物である」とおっしゃっています。

目標が決まることにより、それをどうやって達成するか、脳が真剣に考えるようになるからだと考えます。

そして、目標設定は現在地と理想までのギャップ(課題)を見える化する役割もあります。

目標には期限を設ける

もう一つ重要なのが、目標には期限を設けることです。期限のない目標は、ただの希望(こうなったらいいな)で終わってしまいます。

学生の夏休みの宿題が、たいてい期限内に終わるのも夏休みまでという期限があるからでしょう。

税理士事務所の繁忙期の一つが確定申告時期ですが、どんなに忙しくても不思議と申告期限の3月15日までには業務が完了します。

人は不思議なもので、期限があると「その期限に間に合わせよう」とする力が働きます

目標も同じで、いつまでに達成するという期限が必要です。その期間は、1年であったり、3カ月、1カ月だったりと、仕事の内容や目標に応じて変わってきます。

目標が決まれば、あとは行動する

目標といつまでにやるという期限が決まれば、あとは行動に移しましょう。

どんなに考えていても、行動しなければ考えていないのと同じ」です。これは、自分にも言い聞かせていることです。

そもそも、目標は簡単に達成できないからこそ、その意味があります。それを達成するための方法が今はわからなくとも、トライ&エラーを繰り返していけば、当たりに近づいていきます。

スティーブ・ジョブズのような一部の天才とは違い、私のような一般人はトライの数がものをいいます。

まずは、小さくてもいいので出来ることから行動してみましょう。その積み重ねが気づいたら大きな一歩になっているのではないでしょうか。

まとめ

年始ということで、目標の大切さについて考えてみました。

もうすでに目標を決めたよという人もいらっしゃれば、これからという人もいらっしゃるかもしれません。

まだの方は、是非目標について考えてみてください。

ナビに目的地を入力して移動するか、行き当たりばったりで移動するかは、その後の結果に大きく影響してきます。

それでは、今年一年がより良い年となることをお祈り申し上げます。

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